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議論が苦手な原因と対処法【議論のやり方を詳しく解説します】

2022年6月10日

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こんにちは、米澄岳弥(Yonezumi Takaya)です。

僕は学生時代、ゼミに2つ所属していて両方ともゼミ長をしていました。
ゼミの友達や教授と議論することはとても楽しく、世界で起きているさまざまな物事について議論していました。

さまざまな人と議論をし、また自分でも議論のやり方を勉強していくうちに身についた内容を解説しますのでぜひ読んでいってください。

  • 議論が苦手で発言できない
  • 発言したら相手から逆に論破されそうで怖い
  • 発言したら相手から嫌われそうで怖い
  • でも言いたいことはある

このような思いがある人にはおすすめの記事です。
それではどうぞ。

議論が苦手な原因と対処法

議論が苦手な原因

議論をすることが苦手な人が根本的に誤解していることがあります。

それは、議論を口喧嘩だと思っていることです。
議論は口喧嘩のように、相手を言い負かすことではありません。

議論の目的は、その場にいる人たちが正しい判断ができるようにすることです。

裁判をイメージしていただくとわかりやすいです。
原告と被告はそれぞれ互いに言い分がありますので主張と根拠をセットにして語ります。
検事も弁護士もそれぞれクライアントのために全力を尽くしていますが、主張をぶつけているのは互いではありません。
主張をぶつける相手は裁判官です。

インテリな裁判官たちが互いの主張と根拠を聞いた上でより筋が通っている正しい結論を導き出して判定を下します。

もし裏でお金のやり取りがあったり、片方へのえこひいきがあれば、途端に司法制度は崩壊します。

互いのことを包み隠さず正直に答えることで正しいジャッジが下され、関係者を納得させることができるのです。

日常で行われる議論も同様です。
一体何が正しいのかを判断するためにお互いが議論しているのです。

議論が得意になる方法

弁証法を使って思考すると良い

結論からいうと、弁証法を身につけると良いです。
弁証法とは、自分の頭の中でテーマに対する賛成意見(テーゼ)と反対意見(アンチテーゼ)を挙げ、両者の矛盾を解消した高次元の解答(ジンテーゼ)を用意することです。

通常、私たちは自分の主張と根拠をセットにして相手に意見をぶつけています。
その際、反対意見はあまり考慮されません。
反対意見を述べるとしても、自分の意見を補強するために使われることが多いです。

このような意見の表明が続くと、ただの主張のぶつけ合いが起こり、口喧嘩と同じになってしまいます。

それを避けるためにも、弁証法を用いて反対意見を取り入れてより高次元の結論を導き出せるようになれば最高ですね。

弁証法を身につけるメリットは以下です。

  • ただの意見をぶつけ合う状態から、反対意見も自分の中に取り入れたより深い結論が導き出せる
  • さまざまな立場に対して理解ができるようになる
  • 考え事をするときも思考の偏りがなくなり、バランス良く考え事ができる

それでは、実際に弁証法の例を以下に書きます。

弁証法の議論の例

テーマ:おしゃれにお金を使うべきか?

<テーゼ>
主張 :人間はおしゃれにお金を使うべき
理由①:おしゃれに気を遣うことで正しい食事や生活習慣が身について健康にもなれるから
理由②:おしゃれになることで自分で自分を認められるようになるから

<アンチテーゼ>
主張 :おしゃれにお金をかけるべきではない
理由①:安い服でもそれなりにおしゃれな洋服はあるので無駄
理由②:自分で自分を認められるようにする方法は運動して痩せるなどおしゃれ以外にもある

<ジンテーゼ>
そもそもおしゃれは何のためにやっているかというと、自分で自分を認められるようなるためにやっていること。

服を着ることはライフスタイルの一つであり、自分の価値観が表れているところ。
つまり、洋服を着るということは、自分の価値観に「Yes!」と言い、それを周りに堂々と表明する行為。
自分はこういう人間ですとまず自身で認めた上で、周りに伝えることが重要、

そう考えると、テーゼもアンチテーゼも、一部矛盾しているところがある。

おしゃれなるために何でもお金を費やし、高額な商品だから買うなどの行為に走っても自分の価値観を認めて表明することにはならない。
なぜなら値段が買う本人にとって感じる満足感とは比例しないから。

一方、洋服に興味がないからといって、安い粗悪品を買うのもの間違い。
なぜなら結局自分の生活レベルを下げる行為なのでやめた方がいい。
実際、安い服買ってダサいと言われたらそれはそれでつらい。

重要なことは、自分のライフスタイルに合うおしゃれをすることであって、お金の大小ではない。
よって、自分のライフスタイルをまず決めてそれにあう服にお金をかけるべき。

ブログは以上です。

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