- 仕事での指示が理解できなくて辛い
- 誰にも相談できず仕事を抱え込んで耐えられない
- いざ仕事に取りかかると何をしなければいけないのかわからなくなって
手が止まってしまう
このような悩みに応えていきます。
今回、僕がお伝えするのはたった一つのフレームワークなのですが、それを実践することで以下のような効果がありました。
- 相手が指示の中身と依頼する背景がわかり、指示内容を一発で理解できる
- 本当に取り組むべきことがわかり、
作業量が20分の1に減らしつつアウトプットの質が向上する - 時間に余裕ができるので、仕事もプライベートも精神的に余裕ができて幸せ
こんな感じです。
嘘かと思うかもしれませんが本当です。
フレームワークで生産性を20倍も向上させたエピソードを詳しく解説しているのでぜひどうぞ。
目次
相手の指示が理解できるようになるフレームワークを紹介
「自分が今やろうとしていることは何の問題を解決しようとしているのかを徹底的に言語化する」
です。
ここで一番強調したいポイントは、解決しようとしている問題を言語化することです。
みなさんが作業しようとする時に一旦手を止めてこのように考えてみてください。
- 今やろうとしている作業は何の問題を解決しようとしているのか?
- 今やろうとしている作業は何に答えを出そうとしているのか?
どちらでも良いので紹介した問いについて答えを用意してください。
それが出てこない時はいい仕事はできません。
手が止まるか、頑張った割に成果が出ない仕事になる可能性が高いです。
フレームワークを使って生産性を20倍にした実例
フレームワークを使わず、10時間の無駄な作業
以前の僕もそうだったんですが、
まさにこの解決しようとしている問題を正確に捉えられていなかったのでかなり無駄なことをしました。
例えば、「会社の売上が下がってて気になるから分析しておいて〜」と言われた時、
僕はありとあらゆる角度で売上を集計していました。
個人別や商品別、店舗別、月やひどいと時間帯別に売上を集計していました。
その結果、はっきりとした売上ダウンの原因はわかりませんでした。
会社全体として売上が下がっているのでどの切り口で見ても売上は下がっていたからです。
考えてみれば当たり前の話なのですが、
当時の僕は依頼されたことを素直に受け取って真面目に作業をしてしまい、
めちゃめちゃ無駄な時間を過ごしてしまいました。
解決すべき問題を具体化する手順
そこで次のように考えてみました。
長々と書きましたが、僕はこの時初めて解決しようとする問題を言語化することができました。
依頼を受けた時点では「売上が下がった原因は何か?」というテーマで考えていました。
しかし、これではまだまだです。売上低迷の原因を考えたら無限にあります。
それを一つ一つ分析していたら時間がいくらあっても足りません。
強引になっても構わないので、
「売上が下がっている原因は〜〜ではないか?」と仮説を立て、
Yes / Noで解答ができるレベルにまで落とし込みましょう。
ここまで問題を言語化できたら勝ちです。
なぜなら、やるべきことがはっきりするからです。
僕の経験で言うと、
「売上が下がった原因は何か」から
「商品の仕入れをお客様の群に分けて仕入れをすれば売上が上がるのではないか」に変化しました。
かなり具体的になっていますよね。
ここまで答えを出すべき問い(解決すべき問題)を具体的に考えることができれば、
やるべきことがはっきりします。
現在どの商品がどのようなお客様に受けているのかをクロス集計し、
数字に基づいて仕入れと陳列を変えればいいだけになりました。
問題を具体化した効果
と言うわけで、私が依頼者から受けた仕事は商品とお客様群のクロス集計だけになりました。
僕が最初の分析に費やした時間は10時間だったのですが、それがたったの30分になりました。
作業量は20分の1に減っています。
一体どれだけの無駄な時間を過ごしていたのかよくわかりますね(笑)
集計した結果も最高で、
お客様の属性によって人気の商品がはっきり分かれていたので対策も立てやすく、
数字が苦手な社員さんに見せても、わかりやすいと言ってもらえました。
あとにやることは、その数字に従って仕入れる量を変更するだけです。
いかがでしょうか。自分が解決すべき問題を言語化することでこれだけの生産性向上が実現できたんです。
もし、相手の指示が理解できなくてたくさんの仕事をしてしまっている状態でしたら、
一度立ち止まって
- このタスクをこなして解決しなければいけない問題は何なのか?
- 自分が今やっていることは何に答えを出そうとしているのか?
を徹底的に言語化しましょう。
重要なことなのでもう一度書きますが、
言語化するときのコツは「仮説を立て、Yes / Noで解答ができるレベルにまで落とし込む」ことです。
これができるようになると生産性が10〜20倍になりますよ。
問題を言語化できたら依頼者と確認会話をしましょう。
僕がぶち当たったケースのように、依頼者が問題を言語化できていないことも多く、
お互いにすり合わせと確認ができてとても有益です。
参考書籍
僕自身、このやり方で効果を実感するまでは、いろいろなビジネス本で勉強しました。
僕が今回紹介しているフレームワークをさらに詳しく、わかりやすく解説している本を紹介します。
この2冊が僕が実践していることをかなりわかりやすく解説していておすすめです。
僕も言語化のコツがわからなくなったり、やり方を忘れそうになった時はこの3冊を何度も読み返しています。
どれも本質は同じことを言っていて、両方読むと僕が伝えたフレームワークをより根本から理解できると思います。
ぜひどうぞ。