みなさんこんにちは。自由って言葉ありますよね。
民主主義の時代ですから、自由という概念はなくてはならないのは間違いないですね。
しかし、その意味と言葉が持つ歴史は深く、いろいろな考えがあります。
今日は哲学を学び続け、10年間考えた結果たどり着いた答えをブログに書きました。それではどうぞ。
「自由とは制限がない」は間違い
自由とは何かと聞くと、よく返ってくる答えが、「制限がなく、自分の意志に従って行動できること」です。
これは本当に正しいのでしょうか?確かに制限がないというのは自由が成り立つ条件です。
しかし最優先の条件ではないと思います。
理由を説明します。
例えば、今の時代は職業選択の自由があります。
私もみなさんも、臨めば世界中に存在する仕事に就く権利があります。
それでは今から「さあ、みなさんどんな職業についても大丈夫です!どうぞご自由に!」と言われたらどうでしょうか。
何の仕事をしていいかわからないという方が大半だと思います。
このように単純に解放されただけでは、人は孤独におちいり、不安になってしまうのです。
そして孤独になった人間は、他人と同調したり、より大きな頼りがいのあるものにすがってしまいます。
日本人は特にその傾向が強いですよね(笑)。
では本当の自由とはどのような意味なのでしょうか?
自由とは「ゆるして愛することである」
宗教っぽい書き方で申し訳ないです。ですが事実です。
前段で書いたように、ただ制限を取り払い、解放するだけでは人は孤独になってしまいます。
確かに行動を邪魔するものはありませんが、そもそもどう行動したらいいのかわからないので身動きが取れません。
なので、制限を取り払う前に、まず自分の生き方を自分自身にゆるす必要があります。
ゆるすということは、その行為の価値を自分自身で認めていることにもなります。
この心のプロセスを経て初めて人は思い切った行動に出ることが可能なのです。
自分自身の生き方をゆるすと孤独な状況になっても堪えられます。
そして、ゆるす感覚を覚えた人間は、他人の行為もゆるすことができるようになり、精神的に豊かになります。
こうして一人の人間が感じた自由がどんどん社会に広がっていき、世の中が豊かになっていくのです。
みなさんもまずは自分の心の声を聞いて、その価値を認め、行動をゆるすというプロセスを経験してみてください。
前よりもっと身軽に行動できるようになると思います。