こんにちは。
企業で働いている方は、目標管理シートを作成している方が大半ではないでしょうか。
人事査定の時期が近づくと、上司と面談するために会社や部署で定められている方針を土台に、
自分の今年度の売上や顧客満足度、経費や時間の削減目標を作っているのではないでしょうか。
僕も企業に勤めているので、半年ごとに目標設定をします。
ただ、自分の今までの社会人人生の中でとても反省していることがあります。
それは、タイトルにもあるとおり、目標管理シートを作成する意味はないということに全然気づかなかったことです。
このことに気づかなかったせいで、目標達成意欲がわかず、働くことに対してまったく意義を感じませんでした。
ノルマのプレッシャーに苦しんで胃が痛くなることもありました。
今日のブログでは、目標管理シートを作成する意味がない理由と、目標との向き合い方を解説します。
それではどうぞ。
目標管理シートを作成する意味がない理由
結論から言うと、設定する目標のほとんどが達成してもお客様に喜ばれないからです。
基本的に、営業さんや販売員さんであれば売上や粗利益、見積の提出数やお客様とのコンタクト数、電話のコール数などが目標になります。
みなさん、冷静に考えてみてください。
今私が挙げた代表的な目標ですが、目標の数字を達成した時、自分が相対しているお客様は幸せになるでしょうか?
正直、私は幸せにならないと思います。
営業さんが売上を追い求めたらどうなりますか?
押し売りになりますよね。
どの目標に対しても似たような結論になります。
一番問題なのは、この目標にがんじがらめになってプレッシャーにさらされて我を忘れてしまうことです。
プレッシャーに負けてしまうと、お客様に貢献する気持ちを忘れてしまうので余裕のなさが全面に出てしまいます。
お客様はそのような押し売り営業は敏感に察知して逃げてしまいます。
そうなると売上を上げるなんて夢のまた夢になってしまいます。
こんな簡単な事実を私たちビジネスパーソンは見逃してしまうのです。
業績が上がるのは、お客様に貢献して喜んでもらえたから上がるのであって、その逆はありません。
目標設定時に自問しよう「この目標を達成したらお客様は喜ぶか?」
目標管理設定をすることに意味がない理由を書きましたが、もちろん対処法はあります。
それは目標が浮かんだ時に、「この目標を達成したらお客様は喜ぶか?」と自問することです。
この質問をアイデアが浮かぶたびにさしはさんでみてください。
働く人間として意義のある目標設定に大いに近づくはずです。
この質問に「Yes!」と自信を持って答えられるものであれば、大変意義のある素晴らしい目標です。
そして、そのような目標は心から達成したいと思うでしょう。
お客様に貢献することに直結すること以外はやらないと決めておけば無駄な業務を減らすこともできます。
逆に売上や電話のアポ数など、会社側の目標管理を設定した途端、
経営者も現場の社員も気持ちが内側に向いていき、次第に会社としての存在意義を見失っていきます。
どんなことをするときも、お客様がいてくれることで収入が増えるし自分たちの存在意義を感じるとこともできます。
営業の訪問数や見積提出数、工場であれば1日の生産量、
総務や経理の経費・時間の削減目標は、達成するとお客様が喜んでくれる目標なのでしょうか?
その点をもう一度よくよく考えてみましょう。