こんにちは。今回は、仕事で挫折して立ち直れないほどショックを受けている、
出世競争に負けて先を越されてつらい方向けに対処法を解説します。
- ①自分の時間をたっぷり取り、好きなことをとことんやる
- ②自分が人生で成し遂げたいゴールを真剣に考える
- ③ゴールを達成する行動を少しずつ増やす
①自分の時間をたっぷり取ること
挫折を経験したときに最初にやることは、仕事から離れて自分の時間を物理的に取ることです。
そもそも精神的に弱っている状態なので、職場に行こうが何をしようが心はつらいままです。
こういう時は定時で帰るか、なるべく仕事を早く終わらせて家に帰りましょう。そして自分の時間をとりましょう。
時間は、あなたがやりたいことにのみ時間を使ってください。疲れて何もしたくないなら寝てもいいです。
お腹が空いているなら好きなものをうんとたくさん食べましょう。
映画やアニメが好きなら、好きなだけ観ましょう。
今まで仕事に対して使ってきた時間を自分のために使うようにしていきましょう。
これをすることで少しずつ気分が晴れてきます。
②自分が人生で成し遂げたいゴールを真剣に考える
自分の時間をたっぷり取ることで、少しずつ気持ちが落ち着いてくると思います。
そうすると自分の将来と向き合う気力が出てきます。
ここから第2段階に入ります。自分が人生で成し遂げたいゴールを真剣に考えてみましょう。
これまであなたが巻き込まれてきた出世競争から距離を取り、人生を振り返りましょう。
人生で充実した体験は何だったか、何をしているときに充実感を感じたかを丹念に掘り起こしてください。
特に良いヒントとなるのは、他の人はできないのに、自分には当たり前のようにできることや、
自分自身が感じていた違和感の正体を明らかにすることです。
これは言わずもがな、あなたの強みです。
主に幼少期〜思春期の間に経験していることが多いのでぜひやってみてください。
③ゴールを達成する行動を少しずつ増やす
最後に、ゴールを達成する行動を少しずつ増やすです。ここでもいきなりやり始める必要はありません。
今できる範囲でいいので、達成に向けて少しずつ行動をとっていきましょう。
この段階まで来ると、これまでの自分の人生を冷静に振り返ることができるようになります。
大企業で出世競争に勤しんでいるのは、
実は補助輪付きの自転車を後ろから会社や上司から支えて運転してもらっているだけだったということに気づきます。
後ろから支えられているので、自分が行きたい方向があっても停められたり後ろに引かれたり、
ハンドルを別方向にきらされていたことに気づきます。
もちろん、周囲の人たちは良心でそうしているのですが、必ずしもそれはあなたのゴールとは結びつきません。
ここからあなたは一人で、補助輪なしで自転車を運転していくのです。
不安はあるかもしれませんが、成し遂げるだけの力と自信があります。
この挫折がなかったら決して手にできない自由と力を手にするのです。ぜひ実践してみてください。
まとめ
本来、ビジネスは世の中にないサービスや商品を生み出し、人々に新しい価値を提供する行為です。
したがって、これまでの世界にはない新しいものを生み出す必要があります。
一方で、ビジネスを営んでいる会社という組織の中で起こっている競争とは何でしょうか?
競争、特に出世争いは椅子取りゲームです。限られたパイの奪い合いです。
一つの事業を営む部門の長の座を巡って争うので皆やっていることは同じで、どんぐりの背比べなのです。
これをビジネスに当てはめると、同じビジネスモデルの競合他社がひしめくレッドオーシャンと言われます。
すでに世の中にあるものを模倣して同じことをしても価格競争に巻き込まれ、
儲かっても地獄、儲からなくても地獄という状態になります。
その熾烈な競争の中で勝ち抜くのは至難の業です。
つまり出世競争に参加するということは血の海に自ら飛び込む自殺行為なのです。
自分がやってきたが人はやってきていないこと、
自分は違和感を感じることなのに他の人はそれが当たり前だと思うこと、
このようなところに新しい価値を提供するチャンスが眠っています。
挫折の経験は、実は非常に貴重な機会なのです。
まだ誰も気づいていないチャンスに気づき、人生のゴールを達成しましょう。
その時が本当のビジネスが始まる瞬間です。